本を集める難しさ

 本をどのようにして集めるのか。それはどこの古本屋でも非常に頭を悩ませる問題です。どんな老舗でも、仕入れの電話も持ち込みもなくなれば焦ります。

 よく言われるのが、本が上がって納まるところに納まって、今は出てこないときなのだと。書画骨董に共通することですが、出物が少数の時、安価ゆえに売るには時期尚早と、大事にしまっておく人も多いのではないでしょうか。

 中には投資目的で収集をしている人もいますので、相場が下がると、じっと構えて機を待ちます。しかし、これから古書価が上がってくるかどうは疑わしいところです。絵も、壺も売れない。画廊の店主も嘆息しています。

 時代が閉塞してくるときは、文化というゆとりはすべからく遠ざかっていくものです。しばらくは経済優先で、厳しい時代が続くものと思われます。

 そんな状況下で、ますます本を探してくるのが困難な時代になりつつあります。それでも、本はどこかに眠っているはずなのです。 

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